松島 健人

株式会社ギフティ / ソフトウェアエンジニア

松島 健人

株式会社ギフティで、eギフトの生成・販売・管理を一貫して行える「eGift System」のフロントエンドとバックエンドに関わっています。最近はRustとGraphQLを勉強しています。

Go To トラベルの電子クーポンでも利用された、ブラウザでの2次元コードリーダーの開発と将来について

全国20万店舗で利用可能な電子クーポンを3ヶ月という短い準備期間で実現した知見を是非皆様に共有できればと思います。電子クーポンとは、ブラウザAPIを利用してカメラを起動し、店舗に設置した2次元コードを読み取ることができる機能です。弊社では、ユーザがスムーズに電子チケットを利用できる方法を常に模索しております。これまでは、電子チケットに設置されたフォームに店舗ごとのユニークな文字列を入力する方法や、スマートフォン用スタンプを端末に押下する方法などを採用していました。しかし、コロナ禍における接触リスクの軽減やコスト削減の観点から、2次元コードリーダーでの利用方法が主流になりつつあります。
現在の標準ブラウザはブラウザAPIが充実しており、ブラウザからカメラを起動する機能は意外にも簡単に実装できます。また、ブラウザでのコードリーダーに必要なものは、スマートフォンまたはPCのみで、専用機器は不要です。このように、コードの読み取り機能はコストをかけずに実装できる上、弊社のチケット以外にも様々な業務で役立つと考えています。そこで、弊社が携わった Go To トラベル 案件を例に、エンジニアがどのようにビジネスサイドと調整して案件を進めていったか、弊社が開発した2次元コードリーダーの解説、そして工夫した点をご説明します。
また、考えうる具体的な業務の改善例をあげながら、弊社の考えるブラウザでの2次元コードリーダーの将来についてお話したいと思います。

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